前へ
次へ

デリケートなケアに役立ち自立を促すIT技術

高齢の要介護者を介護するとき、または入院看護するとき、介護者や看護師の頭を悩ませるのが排泄の問題です。
当然ですが、いくら自分が寝たきりでもオムツをつけることに抵抗のない患者はいません。
中には、オムツをつけることによって気力を失い、病状が悪くなることさえあります。
だからと言って、常時見守るわけにもいきませんし、高齢になると意図せぬ失禁も起こりますので呼ばれて行ったらもう排尿していた、ということが起こりがちです。
そうすると結果的に介護、看護する側の負担が増え、患者も自信を喪失して悪循環です。
今、患者の下腹部に装着することで膀胱の大きさを把握し、排尿のタイミングを予測するデバイスがあります。
介護者はスマートフォンで通知を受け取り、タイミングよくトイレ介助を行うことが可能です。
これならオムツをつける必要が減り、患者のプライドや気力を高めることができます。
また、排尿記録を蓄積することで予想の精度を高められるので、どんどん失敗も少なくなるでしょう。

Page Top